「家庭を持つ先輩として・・・夫婦円満のアドバイスをさせていただきたいと思います。・・・T君と奥様K子さんにはこれから・・・大切なみっつの袋をだいじにしていただきたいと思います。まず・・・・・」
昭和54年秋。大阪城近くの結婚式場で親友Tの結婚式後の披露宴が行われていた。マイクの前でTと奥さんの勤務先での先輩の方の、お祝いのスピーチが。
照れに照れているT・・・・顔が真っ赤。
かわいらしい奥さんは文金高島田でにこにこしている。
おい、T飲みすぎ・・・・・
初めて聞いた有名なこの袋ばなしは、あとに知ったのであるが、創作者は徳川無声だそうである。
昭和35年ころにラジオ放送で定番となったのだとか。
いい話しである。お祝いのスピーチが終わったとき、司会者がTに感想を聞くためにマイクを向けると
「いやぁぁ~~てれるなぁぁ~~~」
と頭を掻いておどけて見せた。
え?そんなポーズ 今するかぁ・・・・
お前、パニクッてるだろ。ほんとに、飲みすぎ!!!
そのあと、奥さんの友人たちによる『てんとう虫のサンバ』が・・・
・・・・拍手 拍手 拍手大喝采・・・・
生き上手はなし上手や菊の酒(台迪子)