Old pond -
flog jamping in -
sound of water.
(訳 小泉八雲)
旧暦10月12日は、芭蕉が亡くなった日である。
この日、しゃれ者Oとの話し。
O「なあ、のりも。Old pond・・・って詩、知ってる?」
私「え?英語詩か?おれ、そっちには興味ないからなぁ・・・・知らない」
O「よく考えてみろよ。絶対、聞いたことあるから。ためしに訳してみな」
私「うぅぅうンンン・・・古い池・・・ジャンプしているカエル・・・水の音・・・」
O「そうそう、繋いでみろよ」
私「・・・もしかして・・・古池や蛙飛び込む水の音・・・か?」
O「上出来。小泉八雲が明治に訳したんだってさ」
私「ええぇぇ!!ことばをバラバラに並べただけじゃないか。あの八雲が訳したのか?ウソいえ、情緒ゼロだろう?」
O「おまえねぇ、ヨーロッパ言語を使って、どうやって日本の情緒を表現すんの。できるわけないじゃないか」
私「だけど・・・あれだけ日本文学に精通した張本人だぜ・・・もうちょっと日本のわび・さびがあったっていいだろぅ・・・」
O「張本人って、お前なぁ・・・まぁだけどイギリス人だから、寿司といっしょで『さび抜き』だったのかもな」
私「・・・・・・」
夕顔や秋はいろいろの瓢哉 (松尾芭蕉)