秋山明淨而如粧
シュウザン メイジョウニシテ ヨソオウガ ゴトシ
天気予報の解説で四季の山を形容するのに、どのように表現するかという解説がなされていた。
秋は『山粧う』だそうである。
「晩秋の澄んだ空気のなかで、紅葉が彩られているさまをいう」
と記載する。
由来は中国南宋の画家・郭煕のことばで、一種の詩ではないかといわれている。
俳句でも季語となっていて、四季を区別するのにとてもよい発句になるのであろう。
わが大学も、少し小高い丘の上にあり、11月も末になると、ポプラやイチョウが黄色に染まって、一面の黄色の落ち葉道ができたことを覚えている。
坂道だと、ちょっと、すべりそうになるのですが・・・
落ち切った向こうは冬になるようです・・・・
山粧ふ日毎峰より袈裟がけに(井口天心)