norimoyoshiakiの日記

昭和40年の後半からの学生生活と、その後のことを日記にしています。ご意見をお待ちしています。

師走(しわす)

 大学にて。

A「さて、12月だよなぁ」

B「ああ、商店街でもジングルベルの曲が鳴りだしたよ。せわしないよなぁ」

 

A「では、恒例の師走の解説ということになるな」

C「いいよ、もぅ。いそがしい月で先生も走り回るから師走なんだろ?」

A「それは、俗説! 漫才・落語じゃないんだから」

 

B「じゃあ、どうしてだよ?」

A「通説は、歳極(トシハツ)っていうことで、その年の最後、つまり『その年の果て』ということで、その後ろの語だけが残って、シハツ→『しはす』になったんだろうと言われてるんだ」

 

B「うんうん、理屈としては良くわかるよなぁ。だけど、師走っていう文字は?」

A「たぶん、当て字」

 

C「『ハシル』が『ハスル』に変わるのかねぇ?」

A「まあ、ことばで発音だから何ともいえないなぁ」

 

B「で、少数説は?」

A「ああ、経をあげるために師僧が走り回ること、シハセ(師馳せ)からきてるっていうのがあるよ」

 

B・C「なんだ、やっぱり先生が走るんじゃないか!!!」

 

      おもしろや師走の果てに華の春(吾仲)