norimoyoshiakiの日記

昭和40年の後半からの学生生活と、その後のことを日記にしています。ご意見をお待ちしています。

レットイットビー

  ♫ When I find myself in times of trouble   Mother Mary comes to me

              Speaking wisdom  Let be・・・・・

        Let it be, let it be, let it be, let it be・・・・・♪

                   (Let it be, 作詞:作曲:Lennon–McCatney)

 

  昭和おわり頃の立春、刑事法専攻のOがドイツ語辞書を抱えて、

                        研究室へ戻ってきた。

O「♪フフフゥンン~ レトビ~レトビ~・・・・」

私「うん?ごきげんだね・・・ビートルズとは?」

 

O「あぁ・・・はは・・・うちの師匠の補習講義でね 

         Let it be

              が話題になってね・・・つい・・さぁ」

 

私「え?レットイットビーって『なんとかなるさ』ってんだろ?」

 

O「いやぁ・・・それは俗の訳でさ。

      ヨーロッパではキリスト教のイエス受胎で

           マリアが神に祈った言葉とされてるんだぜ。

        それでは「お言葉どおり、この身に成りますように」

            (let it be to me according to your word)

                          ってんだけどな。

       『あるがままに在り』っていう訳があるんだよな。

         beってのは、存在だろ・・・

            それで哲学では・・

       この存在ってのが 

            『今まさに在る』

              っていうことの認識と大きくかかわるんだよな・・・

               つまり・・・」

 

私「うん・・???

   それって・・・むず・・かしく   ないか?・・・・・」

 

O「そうか?   ま、のりも   ♪ レットビ~ レットビ~ レットビ~・・・」

 

私「・・・・・・・・」

 

                      まず生きるは息をすること春立ちぬ(岸田稚魚)