研究室で、Sさんとの話しのつづき。
この年の東京サミットには、5月に女性ではじめて首相になったイギリスのサッチャー氏が来ており、話題となっていた。
私「ねえ、Sさん。サッチャーさんって『鉄の女』っていわれてるでしょ。あれは、なんでなんですかねぇ?」
S「え、そりゃ、バリバリの保守系指導者で、ものすごく強い意思で政策遂行するし、それが言動にあらわれてるからさ。まぁ、生い立ちもあるんだろうなぁ。彼女は生粋のメソジスト教徒で、いわゆる『質素倹約・自己責任・自助努力』が求められるキリスト教一家そだちなんだよ」
私「へぇぇ~~、宗教が生き方を決める典型ですねぇ」
S「ああ。それで『鉄の女』って言われだしたのは、1975年にソ連を含む35か国が『ヘルシンキ合意』っていう安全保障宣言したとき、これを痛烈に批判して、ソビエト共産党からまったく鉄の女だって揶揄されたことからだそうだぜ」
へえぇぇぇぇ~~~
数年後、イギリスがアルゼンチンとの間で、フォークランドをめぐる争いとなり、サッチャーが内閣で軍派遣の審議をした。閣僚たちが、これに躊躇していると、サッチャーが
「この内閣には、男はひとりしかいないのか!」と叫んだとか・・・
作り話であろうといわれるが・・・
かっこいい・・・ハンサムだよなぁ・・・
烈日の美しかりし桔梗かな(中村汀女)