♪ ささのは さらさら~ 軒端にゆれる~
お星さま きらきら 金銀すなご~ ♪
夏休みになったが、まだ、梅雨は明けていなかった。
わが家の近くには、小学校がある。7月に学校でつくったのであろう笹にいっぱいの
七夕飾りを持ったこどもたちが帰宅している。なにやら、子供は学校に通っているのに、家にいるのが少々うしろめたい思いをしながら本を読んでいた。
たなばたの牽牛(彦星)と織女(織姫)伝説をしらべてみる。
ふつうは、彦星と織姫は恋人どうしであり、1年に1回、7月7日の七夕の日にだけしか会うことができない、
ロマンチックな物語りであるといわれ、われわれも、こどものころからそういうものだと思っていた。
ところが、この話は、がいこくの伝説話がもとになっていて、天の川の東に住む織物を織るのが上手なむすめを天帝が西に住む働き者の牽牛とめあわせて結婚させたところ、牽牛と織姫がまったく怠け者になり働かなくなったので、天帝が怒って二人をひきはなし、ふたりが改心して、懇願したため、1年に1度だけ会うことを許した、その日が、たなばたであるという。
こうした伝説がわがくにに伝わり、神話と合体したうえ、織姫との関係で裁縫や機織りの上達をねがう短冊がつるされるようになったそうである。
懲罰の論理に対して、日本は願いの祈りかぁ・・・・・。
やっぱりにっぽんのほうがいいなぁ・・・・
七夕の逢わぬ心や雨中天 (芭蕉)