昭和60年ごろのYの部屋で。ラジオの天気予報が流れる。
♯・・明日は二十四節気での小雪であり、この季節にふさわしい寒波が・・・
私「あぁ・・・小雪だってよ・・・ちょっと寒くなるのかねぇ・・・」
Y「’when it snows’ っていうことかぁ・・・」
私「なんで英語なんだよ」
Y「だって、『しょうせつ』って雪が降る時期ってんだろ。
こういえば、ちょっとしゃれてんだろ」
そのあと、ラジオからまたまた聞こえてきたのは
♯ さて、二十四節気では『しょうせつ』ですが、気象用語では同じ字を書いて
『こゆき』といいます・・
小雪は数時間雪が降り続けても、
降水量が1ミリ以下の量しか積もらないことで・・・
私「だってさ。とするとだよ、
『こゆき』は英語でどう言うんだよ。しゃれてみろよ」
Y「・・♪ ゆぅきや こんこんとしか アメリカじゃ ふらない
(本歌『童謡雪』)・・・」
私「・・・(そんなわけ・・・ないだろ・・・)・・・・」
小雪や古り枝垂れたる糸桜(飯田蛇笏)