昭和59年ごろのこと、東洋法制史専攻のハチヤ君と。
ハ「ねぇねぇ、のりもさん!!
荒神谷遺跡で銅剣が100本以上発見されたっていうニュース、聞きました?」
私「こうじんだに・・・遺跡???」
ハ「ええ。島根県の出雲市でちょうど1年前に、須恵器のかけらが見つかって、
本格的に調査したら銅剣や銅鐸がざっくざっくと見つかったんですよぉ」
私「ははは・・・ざっくざっくって・・・
まるで昔話の宝物発見!みたいだなぁ・・・」
ハ「もぉ・・・だけどまさに宝物ですよ。
これで古事記・日本書紀の記事の信憑性が強化されたんですから」
私「そうなの?」
ハ「そうですよ。銅剣や銅鐸って文明そのものじゃないですか。
大和朝廷なんかの政権のあるところに剣や銅鐸があるっていうやつですよ。
まさに出雲あたりに別の大きな政権があったってことでしょ」
私「大国主って・・・
♪ おおきなふくろを かたにかけぇ~~(『因幡の白うさぎ』童謡)
なんてね・・・」
ハ「もぉ・・・ふるいぃぃ~ 今頃 だれも知らないでしょ。そんなの。
それなら ♪ ときは~わたしに めまいだけをのこてゆくぅ~
(『時』作詞:塚原将・作曲:小椋佳)でしょ」
私「・・・・・・・」
この夏は帽かむらんかなどとふと (石塚友二)