Yとの話しは続いていた。
Y「お・・・カンパネラってイタリア語なんだってよ」
私「へぇぇ~~~・・・」
Y「まず、カンパネラって古代ギリシャ語のカパーナって語から発生して、
ラテン語のcampanaになってそれでイタリア語に受け継がれたんだってさ」
私「さっき言ってた鐘っていう意味になるのか?」
Y「あぁ・・・もともとカパーナって『折り曲げる』って意味なんだってさ。
銅なんかの金属を折り曲げて鐘をつくるじゃないか。
そこからきてるんだってさ」
私「なるほど・・・」
Y「あ!花でカンパニュラってのがあるだろ?あれも語源はこれだってさ。
ギリシャ神話の花の女神の名からきてるらしいぜ」
私「カンパニュラ?・・・」
Y「知らないか?
3・4センチくらいのブルーとか紫色の小さな花で、
日本語じゃぁ風鈴草とかツリガネソウって呼ばれてんだよ・・・
ええっと・・・花図鑑・・・・あぁ・・・これこれ」
私「フ~~ン わ カラン」
Y「・・・ばか・・・同じこと言うな! もぉ・・・」
雨ながら今此の時の花盛り(高浜虚子)