norimoyoshiakiの日記

昭和40年の後半からの学生生活と、その後のことを日記にしています。ご意見をお待ちしています。

妖艶

  ♬ これも愛 あれも愛 たぶん愛 きっと愛 

         だって淋しいものよ 泣けないなんて・・・

                   ・・・・・わたしは愛の水中花・・・♪

            (「愛の水中花」作詞:五木寛之 作曲:小松原まさし)

 

 テレビの歌番組で松坂慶子が出演していた頃のある日、大学でOと話していた。

O「いやぁ、1歳しかちがわないんだぜ。松坂慶子って妖艶だよなぁ・・・」

私「27歳の女性だろ、そりゃそうだろう」

 

O「美人だしなぁ・・・」

私「女優だもん、当たり前さ」

 

O「おまえねぇ、そんなこと言ったら身も蓋もないだろ。女性もあれくらいの年齢になると、容姿が衰えて来るんだぜ。あの黒のドレスが映えることといったらないよなぁ。花で例えるとなんだと思う?」

 

私「うん・・・艶やかなものじゃないといけないから・・・バラ、あやめ、かきつばた・ゆり・・・」

 

O「おおぉぉぉ、ゆりはいいなぁ、だけど、ゆりでも黒百合だろうなぁ」

私「だめだよ」

 

O「なんで?」

私「黒百合は希少品種だから採集禁止だぜ。水中花にもしちゃいけないだろ」

 

O「・・・・」

 

       いろいろの名もおもしろや百合の花(子規)