番外編である。
平成23年3月11日金曜日、夕方近くにテレビをみていると、速報が流れて大津波が起きているとテレビ画面いっぱいに街が水浸しになってゆく映像がながれた。
・・・・ああまた・・・という なんとも・・・・言いようのない感情が・・・・
このころ、知り合いであった関東出身の国語・国文学の先生が、ぽつんと、
「『稲むらの火』(小泉八雲)(津波からむらびとを守るために稲わらを燃やしたという)の世界が、生きている間に起こるとはおもいませんでした・・・・・」
と、さびしそうにおっしゃったのが、印象に残っている。
被災者のひとたちのご健勝をお祈りするとともに、亡くなられた方々に対し、黙祷。
稲むらの火教科書からなぜ消した
(第181回ペン川柳掲載(令和1年9月23日):世話人 塚田 實)