ジャア~ァァァン・・・・・・
ドラや太鼓のおとがひびいている。
龍が舞って通りを練り踊っている。
中華街の春節。
日本でいえば、旧正月である。
わたしが小さいころには農家などで、まだ旧正月のお祝い風景が残っていた。
それほど、はなやかなものではない。
ただ、そのときには、村中総出で臼でおもちをついて、正月を祝っていた。
やはり、縁起物のおもちは欠かせないたべものなのである。
こうしたシーンはNHKの映像などで見た記憶がある。
一方、中華街の春節は、極彩色。
大学生のとき、これもテレビニュースで映し出されていた。
音曲の華やかさ、中華街のひとたちの衣服のキラキラ感、建物の装飾のあざやかさ。
ウキウキするような、春の先取り・・・・
あぁ、春・・・春なぁ・・・・
明日の天気予報は曇りのちときどき雪・・・まだとおいなぁ・・・
明日から2月かぁ・・・・
春節の竜を遠くに見て帰る(谷川季誌子)