norimoyoshiakiの日記

昭和40年の後半からの学生生活と、その後のことを日記にしています。ご意見をお待ちしています。

十日ゑびす

   ♪ う~ちましょ [パン パン]

     もひとつせ~ [パン パン]

     いお~ぉて さんど [パン パン パン]  ♬ 

 

テレビから、藤山寛美が音頭をとる声が聞こえる。

大阪打ち(『女打ち』での拍子)による手締めである。

 

きれいな女性陣をしたがえて、なんとにぎやかで、華々しいことか・・・・

ぱぁ~と明るい画面が広がる。

 

1月9日、10日、11日はえびす祭りである。

関西では、お正月よりも、えびす祭り(大阪では『えべっさん』とよぶ)の方が盛況であったりする。

 

大阪市の南にある『今宮戎』を中心としたえびす講を起源とするお祭りで、関西ではえびすさまが福をもたらすことにあやかって、『商売繁盛』を願うお祝いとなっている。

 

それはそれは、にぎやかで、福娘というきれいな女性たちがお参り客に縁起物の笹を販売するという形で福を授ける。

 

 その前座としての景気づけと、いわばきっかけとでも言う形で、手締めが行なわれ、それがテレビ画面から流れたのである。

 

 あぁ・・・・もう『えびっさん』かぁ・・・・早いなぁ・・・と思う、いちがつであった。                                                                                                                                       

          大阪の寒さこれより初戎(西村和子)