norimoyoshiakiの日記

昭和40年の後半からの学生生活と、その後のことを日記にしています。ご意見をお待ちしています。

たき火

 12月の夕暮れ、サークルの悪友たちと大阪ミナミの喫茶店で話していた。

 

A「おい、冬休みはどうする?」

B「ま、今年はおとなしくしてるさ。年が明ければ学年末試験が待ってるしなぁ。ちょっと身を入れて勉強しておかないと」

C「うん、まあ、そうだな」

 

A「ところで、話はかわるけどさ」

B「なんだよ」

 

A「このごろ、たき火ってなくなったろう?なんでだろう?」

B「なくなっちゃいないよ。少なくなっただけだろ」

 

C「あるよ。うちの辺りに来てみろよ。田んぼで藁焼きしてるから」

A「あれはちがうよ。藁焼きは余った藁の処分と田んぼに肥料を入れることを兼ねてやるんだから」

 

C「おれ、あの稲わらの焼ける匂い、好きなんだよなぁ・・・なんとなく秋も深まって冬になってるって感覚がさ、あのにおいから感じるんだよ。 まあ、秋冬の風物詩だよなぁ」

 

A「だからさ。たき火だって冬の風物詩だろ」

B「あのな、田んぼで藁を焼くのと、家のあるところあちこちで、ゴミを焼くのとじゃちがうじゃないか。だいいち、家近くでたき火なんかしたら、あぶなくてしょうがないだろうが」

 

A「ううぅぅぅンン・・・ だけどさぁ、この寒い時期に、学校へ行く途中、街角のたき火であったまるのって、小学校の頃よくあってさ。好きだったんだよなぁ・・・・・」

 

 時代がちがいますよ・・・・だけど子供の頃、おおさかのわたしの家付近では、たきびを『とんと』と言ってました。なつかしいなぁ・・・・

 

       ♬ かきねのかきねの まがりかど 

           たきびだ たきびだ おちばたき 

         あたろうか あたろうよ 

           きたかぜぴいぷう ふいている  ♪

                        (作詞:巽聖歌 作曲:渡辺茂)