昭和49年11月のある日。
加賀先輩が、たまり場で話しをしている。
加「きのう、『さるふつ事件』の最高裁判決が出ただろう?あの判決で、場合によっては公務員の政治活動が禁止されることが確定したなぁ。まあ、重大なリーディングケースになったよなぁ」
後輩A「あれえ、先輩、あれは『さるふつ』ってよむんですかぁ」
加「なんだよ、そこからかよ、もう・・・。あれはさ、北海道の『さるふつ』村の郵便局員が政治家のポスターを張ったりして、公務員法に触れたとして問題になったんじゃないか。その公務員法が憲法21条・31条に反するとして訴訟になったんだろ」
後輩B「それは、本で読んだし習いましたよ。だけど、地名には『ふりがな』振ってませんしねぇ。なんかしら、『さるばらい』って言ってるひともいたとおもいますよ?みんなで、どっちだろって話してたんですよ」
後輩A「加賀せんぱぁぃ、本当にさるふつ?」
加賀「ううぅぅンンン ・・・・・と思う・・・」
先輩の名誉のために、言っておきますが、『さるふつ』です。
あとで、調べました。
北海道の地名って、むずかしいんですよねぇ・・・・法学の勉強とは、直接なんにも関係のないことが、われわれの間では問題となりました。ははは(恥)・・・・
生きてゆくものの運命に返り花(稲畑汀子)