♪淡紅の秋桜が秋の日の 何気ない陽留まりにゆれている~
・・・・・・こんな小春日和の穏やかな日は あなたの優しさがしみてくる~・・・♪
昭和52年に山口百恵のコスモスがはやっていた。
悪友たちとの話。
A「おい、やっぱりいいなぁ、百恵ちゃんの秋桜」
B「うん、言うだろうと思った。お前の好きそうなメロディーと歌詞だもんなぁ」
A「ところでさ、秋の歌なのになんで小春日和?小春日和って、春の近い冬の寒い時期に、ある日、春のようなあたたかな日差しが出ることじゃないのか?」
B「はは、それは、お前の勉強不足!小春っていうのはショウシュンとも読んで、漢籍では、旧暦10月を言うんだってさ。新暦ではだいたい10月23日以降を指すらしいんだ。そこで、この晩秋の時期の、穏やかな暖かい晴天を『小春日和』っていうのさ」
A「へえぇー、そうか。じゃあ、あの歌詞はジャストフィットってわけかぁ。だけど、お前、よく知ってんなあ・・・」
B「うん、おれも不思議に思って、百科事典で調べた」
A「なぁんだぁ・・・・・」
ふんだんに小春日和を賜はらむ(相生垣瓜人)