norimoyoshiakiの日記

新たに、ブログを開設しました。大学時代のことを日記にしています。ご意見をお待ちしています。

輪島と貴乃花

 わたしが大学1年生のとき、5月、輪島が横綱になった。何が話題かというと、彼は大学を出ていて、これまで、大卒の相撲取りは出世しないといわれていたのを、かれが初めて横綱になり、このジンクスを破ったのである。

 

 この対極にいたのが、大関 貴乃花である。かれは、15歳で兄である初代若乃花の相撲部屋に入門し、いわば従来型の関取であった。その容姿と甘いマスクで女性客の人気を独占した。

 

 輪島は黄金の左といわれ、左手で相手の前まわしをつかむと、多彩なわざを繰り出して勝利する。一方の貴乃花は抜群の運動神経とねばり腰といわれる足腰の強さで、相手をねじ伏せていった。双方の相撲に、とくちょうがあり、ファンも二分された。

 われら大学生も輪島ファンと貴乃花ファンとに分かれて、さまざまな批評をしたものである。

 

 みんなで、はなしているとき、ある歴史好きの悪友が、

「戦国武将にたとえると、輪島は武田信玄貴乃花上杉謙信、だと思うな。堂々たる闘いの信玄、わざと切れ味の貴乃花というところやな」

 

 「ノリモおまえどう思う?」といわれ、

「うん、俺としては、貴乃花は『那須与一』やなぁ。さっそうと、馬に乗って、浪打ちぎわに打ち出でて・・・・」

「おい、そんなんいうたら、輪島役がおらへんやん。扇子では輪島にならんぞ」

「ううぅん・・・・あかんかぁ」

 

      四つに組んで贔屓の多き角力かな(子規)

 角力は秋の季語だそうで、夏にこの句をあげるのも、だめですか?