norimoyoshiakiの日記

昭和40年の後半からの学生生活と、その後のことを日記にしています。ご意見をお待ちしています。

吉永小百合の結婚

 わたしが1年生のとき、吉永小百合が結婚を発表した。お相手は15歳年上のテレビプロデューサーであった。サユリストと呼ばれるおじさん、あるいは、わが大学でも年長の先輩連中のくやしがること、相当なものであった。

 

 ある先輩いわく、これは犯罪行為だと言い出す。あるいは、少なくとも、民法上の不法行為だ(民法709条)とわめいていた。さすがに、刑事事件とはいえないために、犯罪行為説はあきらめたようだ。

 

 不法行為というのは、自動車事故のように、いままで何の関係もなかった人との間で、加害者・被害者の関係となり、からだやこころに損害が発生したとき、これを賠償しなければならないというものである。

 1年生でも、法学の初歩として、不法行為をあちこちで聞いて、勉強していた。

 

 え、なんで先輩が、被害者になるの? いままで、吉永小百合と、なんにも関係ないやん。そんなん、損害が、先輩にはおよばへんやろ。

いつも、法と情とは違うというてるひとが、その理屈はなりたたへんやろぅ・・・・・

 まぁ、気持ちはわからんでもないが。

 

 彼女が、結婚をあきらめて、あなたとおつきあいをするという可能性は、まったくないと思いますよぉ、せんぱい(みんなの声)。

 

  先輩、あなたに、このあと見つけた、短歌を贈ります。

 小百合さく 小草がなかに 君待てば 野末にほひて 虹あらわれぬ 

                           (与謝野晶子