われわれ昭和生まれは、4月はじめの祝日は、29日の天皇誕生日であった。ここから、いわゆるゴールデンウィークが始まるのである。
大学にはいって、はじめての連休、昨年は、入試のために勉強に明け暮れた(?)うらみを晴らすため、ここぞとばかりに、あそびにゆくことを予定するのである。
ところが、この年の休み4月29日は、日曜日。月曜は振替休日であるが、火・水と平日で通常の講義があり、5月3日、とんで5日の休みにより、連休が終了となる。この真ん中に外国語と体育実技があるため、休むわけにはゆかない。
これらの授業は休むと、成績不良となり4年で卒業できなくなる可能性が、きわめて大きくなる。
友人と話しをして、
1週間、旅行しようと予定するが、どうしても、真ん中5月4日を旅行日程に入れないと、北海道までゆけない。
しかし、この4日の金曜日こそが外国語、体育実技のオンパレードなのである。
このとき、われわれは、
「陛下、あなたは、なぜ5月4日に、お生まれにならなかったのですかぁ!」
と叫んでいた。
昔であったなら、完全に『不敬罪』であろう。
天照大神がニニギノミコトに「みずほのくに」を治めてきなさいといわれて、その子孫、神武天皇から数えて、122代目の「すめらみこ」に、こんなことを言ってはいけません。
わたしは、こうした神話、こどものころは、大好きでした。